住宅業界を取り巻く脱炭素化、省エネ化への動きが加速している昨今、弊社ではアプト・サポートステーション(以下ASS)を今年の7月に立ち上げ、早いもので約2ヵ月が経ちました。(2021年7月5日の新着情報でもご紹介させていただいております。)

 ASSは、「すべてのお客様の集いの場」として、①省エネ、②耐震の2本柱でお客様をサポートさせていただくために設立いたしましたが、先月8月にさっそくお役立ちの機会を得ることができましたので、ここで初物件の事例をご紹介させていただきます。

 ASSとしての最初のお役立ちの機会は、省エネ分野になります「外皮計算」のご依頼でした。
弊社でプレカットを承った物件でしたが、「低炭素建築物の認定申請」を行う物件でもあり、申請に必要な「外皮計算」の計算代行のご依頼もいただくことになりました。

では、ASSではどのような流れでお客様に「外皮計算」を提出したのか?
ご紹介いたします。

①まずはプレカット同様、お客様から平面図、立面図、基礎伏図、配置図、仕様書などの図面をいただきます。

②お客様からいただいた図面から、最初にプレカット用のCADで、構造プレカットデータを作成します。ここで、正確な寸法の構造データが出来上がります。

③構造データが完成すると、次に外皮計算用のCADに移り、使用する断熱材の情報や、断熱方法、サッシの性能など、外皮計算に必要な情報を入力します。
プレカット用のCADと外皮計算用のCADはワンクリックで切り替えができ、構造~省エネまで、すべてが連動しています。

④外皮計算用のCADで必要な情報をすべて入力し、「省エネ計算ボタン」を押して計算を実行します。

⑤計算結果や計算根拠を確認し、お客様に「省エネルギー性能報告書」というタイトルで提出させていただきます。

⑥審査機関様から質疑があれば、弊社にてご対応させていただきます。
今回の事例では、審査機関様との質疑回答のやり取りが1回ありました。

⑦客様から「低炭素、下りました!」の一報を受け、ASSによる「外皮計算」を無事にお納めできたことが確認できました。

 以上が今回の事例の一連の流れとなります。
ASSとして初めて省エネ分野でのサポートをさせていただきましたが、やはり構造プレカットCADと外皮計算CADの完全なる連動は、プレカットを得意とする弊社ならではの強みであると、改めて確認することができました。

・平面図の変更で、柱や梁を変えなければいけない!
・壁量が足りないので、窓を壁にして筋かいを増やさなきゃ!
・窓を変えたから、外皮計算もやり直し!?

これらすべてを1つのCADデータで修正することができ、いわゆる「修正漏れ」を防ぐことができますので、お客様にはより安心してASSをご活用していただけるのではないかと思います。

 設立から約2ヵ月、スタートしたばかりのASS。
お客様へのお役立ちができているかどうか、それはお客様がご評価されることであり、自分たちで評価するものではありません。
私たちアプト・シンコー、そしてASSは、あくまでお客様の黒子に徹し、「アプトは役に立つね」とご評価いただけるよう、これからも正業に邁進してまいる所存でございます。

今後ともアプト・シンコー並びにASSを、みなさまの「集いの場」としてご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

省エネ・耐震の各分野にて、みなさまからのお困り案件、お待ちしております。

ASS 岩瀧