INFO
技能実習生第10期生採用 in フィリピン
技能実習生第10期生採用 in フィリピン
2025.09.13
- アプト通信
平素より大変お世話になっております。アプト・シンコーの塩井と申します。
今回のアプト通信では、技能実習生第10期生の採用を現地フィリピンで行ってきた模様をお伝えしたいと思います。
本題に入る前に少しだけ私の情報を書かせて頂きます。
私は通常社内でのデスクワーク業務を担当しております。技能実習生や高度人材の採用が決まった際は、入国までの手続きを受入れ管理団体さんと協力しながら進めております。また、彼らの住まいを用意したり、電化製品や日用品を用意したり、彼らが日本で生活するための基盤を作ることを行っています。
このように裏方の人間であり、あまり表に出ることは無いのですが、今回は採用活動に帯同させてもらえることとなりました。実は海外に出ることも初めてで、右も左も分からない中、多くの人に助けられて行ってきた次第です。
お時間の許すようでしたら、ご一読いただけると幸いです。
まずは以下の写真をご覧ください。
これがフィリピンです。
私たちの想像をはるかに超える、大きな貧富の差があります。
国内に仕事はあるものの、低賃金や不安定な雇用が多く、人々が十分に生活できるだけの収入を得るのは簡単ではありません。
コンビニのドアを開け閉めして小銭をもらう人もいれば、仕事を探すこと自体を諦めてしまった人もいます。そのため、海外で働き家族に仕送りをすることが、多くのフィリピン人にとっては夢の選択肢になっています。
私たちの会社に来る技能実習生も、もちろん「貧」の方に位置しているわけで、そのハングリー精神はとても日本に住んでいて醸成できるようなものではありません。それこそ必死になって働き口を求めてきます。
弊社には現在14名の技能実習生が在籍しています。(ミャンマーより4名、フィリピンより10名)全員が各現場で活躍させていただいております。
これまでは毎年3名ずつの採用を7年間に渡り行ってまいりましたが、今回はこれまでの倍の6名同時採用を行いました。
同国籍の先輩社員が既に在籍しており教育体制が整っていること、また建築事業のさらなる拡大を図るため、ということがその判断の根幹にあります。
採用にあたっては、弊社より猪爪、受入れ団体である関東通信事業協同組合から大川様・高渕様にご同行いただきました。さらに、技能実習生の採用に関心をお持ちの建築業の経営者3名様も加わって頂き、私を含めて総勢7名での採用活動となりました。
今回は大型採用であったため、応募者も22名が集合し、選考を実施いたしました。選考方法は、事前に行われた学力テスト、当日の実技テスト、体力テスト、面接を経て行われます。
私たち採用者は一番採用したい人に6点、その次が5点…と、各々点数をつけていきました。そして最後全員の点数を入力し合計点でソートしたのが以下のExcelシートです。
採用者は他の人が誰に何点を付けているかは分からない状態で点数を付けていきますが、おのずと良い思った人は重なっていき、総勢22名の中から順当に6人の採用者と2名の補欠が選ばれました。
≪採点表≫
≪採用した6名≫
≪猪爪より会社説明≫
これから彼らはフィリピンの建築大工トレーニングセンターで建築の技術を学び、また日本語学校で約4ヶ月日本語を学び、それぞれの夢を抱えて日本にやってきます。
私は今までも決して手を抜いて入社準備をしていたわけではありませんが、現地での採用活動に参加させて頂いたことで、より親身になって業務に当たることが出来るようになると思います。彼らが安心して日本に来れるよう、そしてここアプト・シンコーで精一杯仕事に打ち込んでそれぞれの夢を実現できるよう、私は引き続き裏方で支えていきたいと思っております。
彼らが皆様の建築現場に向かい、戦力として活躍する日が早く来ることを夢見ております。
どうぞ、今後ともアプト・シンコーをよろしくお願いいたします。
塩井 隆行