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日本語WEBスクール スタート

日本語WEBスクール スタート

2025.10.23

  • アプト通信

すっかり秋も深まり、朝夕の冷え込みが増してまいりました。皆さま、体調など崩されてはいないでしょうか。

日本には四季があり、季節の移ろいを日々感じることができます。ふと、共に働く外国人社員の皆さんの母国では、今頃どのような気候なのだろうと思いを馳せながら、二度目の執筆をさせていただきます、生産部の森山です。

今回は、外国人社員日本語勉強会の模様を書かせていただきます。アプト・シンコーで働く外国人社員は、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、中国、ラオスと様々な国の出身者で構成されています。働くうえで彼らの存在は大きく、仕事上での日本語は問題ありません。ですが、せっかく日本に来たならば日本語を完璧に喋れるようになってほしい、日本語能力試験の少しでも高い難易度を合格して、家族、友達を日本に招待した時にペラペラに通訳できるようになってほしい、等々の思いで、講師にセブ島在住の伊藤先生による第1回目の勉強会を開催しました。私はフィリピン社宅で参加させていただきました。

(WEBスクール 画面)

まずは、STEP1は、基本から

「わたし の なまえ は 〇〇 です。 よろしくおねがいします。」

「わたし の くに は ミャンマー です。」

「あなた の しごと は なに ですか?」

「わたし の しごと は だいくさん です。」

等の会話から始まりました。

(ミャンマー社宅)

STEP2はゲーム形式で楽しく

日本語“しりとり”で日本語を勉強していきます。皆さん知っていましたか?しりとりは日本発祥の言葉遊びであるということを私はこの時初めて知りました。語尾に「ん」がついてはいけないというルールを教え込むのに一苦労しました。

(フィリピン社宅①)

STEP3は「私は~が好きです・好きではありません」の言葉を覚えます。ほとんどの回答が 「私はお酒が好きです。」でした。かなり楽しく、充実した時間で第1回目はここまでとなってしまいました。

(フィリピン社宅②)

その後は宿題として、「数字を覚える」「職業を覚える」等の宿題が待っています。

と、ここまで日本生まれなのに、正しい日本語を使えている自信もない私が偉そうに書いていますが、これは我々(富山弁に染まってしまった日本人)にとっても、いい勉強になりました。

(猪爪も自宅から参加)

彼らは母国語に加えて、日本語もまだ不完全ながら話すことができます。さらに、複数の国の言葉を操る外国人社員もいます。一方で、私は日本語しか話せません。中学から英語を学んできたものの、充分に身についてはいません。彼らがこれまで積み重ねてきた努力や勉強量には到底及ばず、自国を離れて働き、生活している、そのたくましさには、ただただ感服するばかりです。

この会社に入って初めて外国人社員と共に働く機会を得ました。国が違えば言葉はもちろん、文化や生活、あらゆる面で違いがあります。それでも、たまたま日本で、そして富山で、同じ会社で巡り合った縁を大切にし、彼らにとって日本語が「第二の母国語」となっていってくれればと願っています。これから隔週日曜日開催で、1年間24回続きます。彼らと一緒に私も成長したいと思います。

生産部  森山 琢也