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第3回アプト・アカデミー開催

第3回アプト・アカデミー開催

2019.04.23

  • アプト通信

3回アプト・アカデミー開催

少し前になりますが、今年の1月31日(木)に、弊社では一年間で一番重要で、一番大きな企画であります「アプト・アカデミー」の第3回目を開催いたしました。当日は足元のお悪い中、約100名の取引先工務店様の経営者や幹部社員の皆様にお集まりいただけました。改めまして深く御礼申し上げます。

私は毎回メインの講師を誰にするかで本当に悩みます。講師料をお支払いしてそこそこ有名な先生をお呼びするなら簡単なのですが、自らが決めた「アプト・アカデミー」の講師像は、「全国の工務店の社長で、個人的にも長い交友関係にある生の経営者。かつ過去に受注で大変苦しんだり、組織運営で大底を見たりしながらも、何とかその苦労を乗り越えて、今も健全で活躍されている経営者」です。

今回は群馬県の株式会社斉藤林業様の齋藤社長にお願いしました。栃木県、群馬県、茨城県の合計人口数は約700万人で巨大な市場です。それゆえに住宅供給者は日本を代表するハウスメーカー様と500棟以上のローコストビルダー様で埋め尽くされています。群馬県トップ20社の中で唯一長年にわたりランクインされているのが同社です。

以下は当日お話頂いた齋藤社長の講演の中で、心に残ったメッセージです。私たちは年間に何度かセミナーで学ぶことはありますが、その時は感じることがたくさんあっても、月日が流れると忘れてしまうものです。皆さんもそうではないでしょうか。私は確実にそうです。そんなわけで今回は当日から約3か月経過した今回、当日の自分のメモを読み返して作っています。少しでも参考になりましたら幸いです。

「今すぐ客」から「そのうち客」へ戦術を変更した結果が好結果につながった。

「小さなエリアでのブランディング」を徹底的に行っている。

・「男性客」は商品力や建物のスペックが好きで、Q値などにも関心が高い。「女性客」は心や人間力や物語に共鳴する。住宅を最終的に決定されるのは女性客ですので、絶えずこの点を攻め続ける。

・工務店の影の応援団育成を行うことが重要。

・社員の教育や開発が一番困難で何年もかかるが、ここが最重要であきらめないで取り組む。

「子育てママ」を応援する思想。(私は何度も訪問していますが、集客装置「グリーントゥモロー」はいつも子育てママたちで満杯です。)

・近年はHPからの問い合わせが急増しているので、さらに改善を加えている。

・チラシは基本的に中止している。

・大きいイベントの回数を減らし、小さなイベントの回数をアップさせることがブランド作りの近道であると最近わかってきた。(「女性目線の小さいパンチをたくさん打つ」と言われていました。)

・住宅販売にラッキーパンチは決してない。

・断熱はすでに世界水準だが、それを前面には出さない。できて当たり前の時代。

・人のやれないことをやることに勝機がある。

・名刺は3種類。名前は「フルネーム」でいう。

・ティッシュは全社員常に持ってる。お客様のお子様の鼻をかむため。

身だしなみは女性お客様へのエチケット。

・一方おしゃれは自己満足。

・靴は常にピカピカに。(私も社会人34年目ですが常に意識し、実行している数少ない習慣です。)

すべての行動は女性を意識すること

これ以外にもたくさんのご教授を頂きましたが、書ききれませんのでご理解ください。遠方より来ていただき、多くの知恵と知識を私たちに提供いただけました。

来年の1月には「第4回 アプト・アカデミー」を予定しております。どうぞまた足をお運びください。
長い文章への最後までのお付き合いありがとうございました。

猪爪 伊栄治