寒冷の候 貴社におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年は大変お世話になり誠にありがとうございました。
来年も皆様方のお役に立てますよう一層精励する所存でございます。引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

さて今回は、弊社で大活躍中のミャンマー社員が技能試験に合格した事をお伝えさせて頂きたいと思います。ご多忙とは存じますが少しばかり時間を頂けたら幸いです。

～そもそも技能試験とは～

在留資格の３年で祖国に帰国しなければならない所を、試験に合格する事により在留資格が最長５年へと延長される為の試験です。

今回は、建築大工技能検定３級試験と型枠施工技能検定３級の試験となりました。どちらも国家検定で日本人が建築大工、型枠大工になる為の試験と同じ、実技試験と筆記試験があります。

実技試験は、課題図を見て必要な寸法を計算しながら部材に墨を付け、時間内に加工、組み立てをする作業です。加工作業では、電動工具を使用することは出来ません。全て手鋸、金槌、ノミでの作業となり日本人でも一苦労な試験となっています。筆記試験問題も、全て日本語で記載されている為に、更に難易度が上がり並大抵の努力では合格する事が困難となっています。

仕事終了後の時間を費やし毎日ひたすら練習の日々が続きます、彼らの作製した課題模型の数を見てください。絶対に合格するぞと言う意気込みが感じられます。

努力の甲斐あり見事に４名とも合格してくれました。

良く頑張りました。「おめでとうございます。」

並大抵の努力ではなかった事は、指導していた私も十分に感じています。厳しい指導に良くついてきてくれました。

今後は、合格した技術と知識を是非仕事に活かし一緒に頑張って行きましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建築事業部　野手