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設計部の外国人社員、大活躍!

設計部の外国人社員、大活躍!

2023.06.30

  • アプト通信

吹く風も次第に夏めいてまいりましたが、皆さま方におかれましてはなお一層ご隆盛の由、拝察いたしております。
梅雨明けまで今しばらくの辛抱でございますので、何卒ご自愛の程お願い申し上げます。

 

私たちアプト・シンコーは、国籍、年齢、性別、キャリアなど一人ひとりの多様性を重視する企業であり、「ダイバーシティ推進」に全力に取り組む企業であります。
プレカット事業部の「設計部」は、まさにダイバーシティを体現している部署であり、ベトナム人、ミャンマー人、中国人の計4名の外国人の方々が、「設計部グローバルチーム」として日々プレカットCADの業務に取り組んでいます。

 

設計部に初めて外国人社員を迎え入れたのが、今から約3年前の2020年3月のこと。
最初はどうやって外国人社員にプレカットCADの教育をすればよいか、日本人の先輩社員も悩みに悩んで、もがき苦しんでいたことを昨日のように思い出します。
「外国人社員にプレカット加工データの作成は無理なのではないか・・?」
このようにさえ思っていました。

 

しかし、3年もの月日を経て、今ようやく花開こうとしています。
最初に入社したベトナム人社員のアンさんが、本人の努力と先輩社員の熱意ある教育の甲斐あって、見事に立派な設計部の社員へと成長してくれました。
もちろん、「プレカット加工データの作成」もできるようになり、今では後輩の外国人社員への教育も行ってくれています。

 

今回のアプト通信では、梅雨空が続くうっとうしい季節の中で、雨に映える紫陽花のように花開く、設計部の外国人社員の仲間たちをご紹介させていただきます。
アンさんを始め、アンさんの後輩たちの活躍ぶりもご紹介させていただきますので、ぜひお付き合いいただければ幸いでございます。

 

それではご紹介いたします。
ベトナム ホーチミン出身のアンさんです!

設計部に初めての外国人社員として入社したアンさんは、現在入社4年目で、グローバルチームのパイオニア的な存在であり、グローバルチームのリーダーを担っています。
日本の建築知識も豊富にあり、後輩の外国人社員のほかにも、日本人の新入社員を指導することもあります。

 

弊社は、ベトナムのホーチミンにある「プレカットCADセンター」に業務の一部を委託しておりますが、アンさんはその「ベトナムCADセンター」とのやり取りや、指導、教育も行っています。
やはりベトナム人同士がベトナム語でやり取りをすることは、極めて生産性が高く効果があり、毎日のように、現地とベトナム語でオンラインミーティングをしている声が聞こえてきます。
時にはベトナム語で激しくやり取りをする様子も垣間見られ、仕事の妥協は一切しない、内に秘めたる情熱を持つ、芯の通った熱い男です。

 

建築知識もさることながら、アンさんの最大の長所は、何と言っても「IT能力の高さ」です。
社内における「DX推進チーム」のキーマンとしても大活躍中で、「ITのことはアンさんに聞け!」と言われるほどの人材です。

 

またアンさんは英語も堪能で、ここで先日あったエピソードをご紹介します。

 

■アン:「ペラペ~ラ、ペラペ~ラ(アンさんが英語でオンラインミーティングをしています。)」

■私 :「アンさん英語で誰とミーティングしていたの?」

■アン:「マイクロソフトのサポートセンターです。パソコンで分からないことがあったので。」

■私 :「へー、マイクロソフトのサポートセンターって英語なの?」

■アン:「はい、ナイジェリアの人でした。」

■私 :「・・すごいね!」

■アン:「いえいえ、すごくないです。この前はインドの人で、その前はアメリカの人でした。」

■私 :「・・すごいね!」

 

このように、得意のIT能力と英語力で、弊社のIT分野を支えてくれています。
本当に頼りになり、すでに弊社にとっては無くてはならない社員の一人です。

 

続きまして、
ミャンマー出身のパパさん!

入社2年目のパパさんは、グローバルチームの中では最も日本語が堪能で、日本語の専門学校を経て入社していただいた女性社員です。
(アンさんとは専門学校の同級生です。)

すでに「プレカット加工データの作成」という、プレカットCADの中で最も難易度の高い業務をこなしており、持ち前の日本語能力の高さから、日本人の営業マンとの打ち合わせも難なくこなします。

流暢な富山弁も、彼女の魅力の1つです(笑)

 

続きまして、
ベトナム ホーチミン出身のディンさん!

 ディンさんも入社2年目で、ベトナムのホーチミン工科大学出身の才女です。
(日本だと東大出身のようなものです・・)

地頭が良いのもさることながら、彼女の最大の長所は、「高い向上心」であると言えます。
「常にノートを持ち歩き、教えてもらったことは必ずメモを取って復習をする。」
本当に勉強熱心な社員で、過去に前例がないほどのスピードで成長しています。

入社して半年後には「プレカット加工データの作成」の教育を受け始め、今では月に5~6棟の「プレカット加工データ」を作成しています。

「ベトナムCADセンター」とのやり取りの業務も、アンさんのサポートとして担っており、入社2年目ながら日に日に存在感が増しています。

面倒見の良いお姉さん気質でもあり、弊社の建築事業部のミャンマー人社員からも一目置かれています。(ベトナム人とミャンマー人なので、日本語で話すそうです(笑))

 

最後に、
中国 北京出身の さん!

ニさんは、北京建築大学を卒業後、金沢大学大学院で建築をさらに学び、今年の4月に入社していただいた女性新入社員です。

二さんは入社してまだ約3ヵ月でありながら、すでにプレカット図面の初回入力の業務を始めており、これは弊社設計部における最速記録となっています。

彼女もベトナムのディンさん同様、非常に勉強熱心な方であり、教えてもらったことは常にノートに書き留めています。今後のさらなる成長が非常に楽しみな人材です。

弊社は前述の「ベトナムCADセンター」以外に、「中国大連のCADセンター」にも業務の一部を委託しておりますが、ニさんには「大連CADセンター」とのやり取りの業務も担っていただいています。
ベトナムのアンさん同様、プレカットCADの実務以外でも、「中国人社員のニさんならではの業務」を任せることができています。

まさに「グローバルチームの新骨頂」といえるでしょう。

 

最後に、皆さまにもう1つご紹介したいエピソードがあります。

少し話がそれるかもしれませんが、弊社ではWEB朝礼」という、全社員が毎日持ち回りで「日々の出来事」や「自分の趣味」「家庭のこと」などを自由にメールで発信し、「お互いがお互いを知る」ことを目的とした企業文化があります。

その「WEB朝礼」で、今年の3月に入社していただいた新入社員の「設計部 酒井さん」が、このようなメールを全社員に向けて発信されました。

おはようございます。設計部の酒井です。
朝礼メールを送らせていただきます。
入社して約3ヶ月半経ちました。まだ3か月半という短い月日ですが、外国人社員がいる環境について感じた事を送らせていただきます。
まず、自分を逆の立場に置き換えた時に今の外国人社員の方々のようにいきいきと仕事ができるだろうか?
この問いかけに対して私はYesと答えることが出来ないです。
大前提としてここは日本なので共通言語は日本語になります。
その中で仕事をしているだけでもうすごいです。
仕事の前に言語の壁だけで大変だと思うので自分なら挫折しそうです、、。
言語の壁でいうと、外国人社員の直筆で書かれた朝礼メールは心に刺さるものがあります。
いつも感動させられています。
また、アンさんはじめとする外国人社員の方々は日本語で教えあっている姿を見た時に国関係なく日本語で教え、会話をしている。
このような珍しく良い環境で働けることに感謝し、この環境を当たり前と思わず日々働きたいです。
今日も1日よろしくお願いいたします!
明日の朝礼メールは 二さんお願いします。

設計部  酒井 陸央

 

弊社が目指し、副社長の猪爪が先頭に立ち推進する
「ダイバーシティ経営」の真の狙い が、
このように若い新入社員にもしっかりと届いていました。

 

「アプト・シンコーの経営の本質」

それは、

一に、人作り

二に、組織作り

三に、業績作り

 

副社長の猪爪が常々口にする言葉です。
正しい人を作れば、その正しい人が正しい組織を作り、そして、その正しい組織が確実な業績を作れる。

すべては「正しい人作り」から。

「正しい人」はきっとお客様のお役に立つことができ、自らの人生も豊かに送ることができる。

 

「正しい人」に日本人も外国人も関係ありません。
遠い祖国を離れ、情熱と覚悟を持ち、1人で日本にやって来た彼ら彼女たちは今、まさに「正しい人」となるべく成長しており、アプト・シンコーの社員として、黒子としてお客様のお役に立ちたいと、日々の業務に邁進しております。
そのようなアプト・シンコー設計部の外国人社員たち「グローバルチーム」を、今まで同様、今まで以上にかわいがっていただければ幸いに存じます。
引き続き、設計部「グローバルチーム」を何卒よろしくお願いいたします。

 

プレカットCAD入力は、
アプト・シンコー設計部、「グローバルチーム」にお任せください。
新規プレカット図面のご依頼、心よりお待ちしております。

 

設計部 岩瀧