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私たちは住まいをつくり、地域を守る。

私たちは住まいをつくり、地域を守る。

2026.07.07

  • アプト通信

梅雨の晴れ間に、夏の足音が間近に感じられるこのごろ、皆様におかれましては益々ご壮健のこととお慶び申し上げます。

ベトナム出身のフエン・フー・クイと申します。2012年に来日しました。ベトナムの大学では建築を専攻し、卒業後に日本へ渡りました。最初に住んだのは広島で、プレカットおよび在来工法の木造住宅を専門とする企業に勤務しました。その後、2019年に富山へ移り、2×4工法の木造住宅に関する仕事に携わりました。そして昨年5月にアプト・シンコーへ入社し、現在は設計部で在来工法の木造住宅の設計業務に従事しています。

富山で暮らし、働く中で、この地域の一員として何か恩返しができればという思いが強くなっていました。そんなとき、近所の方からお声がけをいただき、今年4月に富山市消防団 山室分団へ入団しました。

地域を守るための挑戦

入団後まもなく、6月に開催される富山市消防操法大会への出場メンバーに選ばれました。操法大会は、消防活動に必要な技術や規律を競う大会です。5月中旬から6月中旬までは、大会に向けて毎朝4時30分に起き、6時まで訓練を行う日々が続きました。

私はチームの1番員(先頭で放水する担当)に選ばれ、高い水圧のホースを支えながら3分間耐える訓練は想像以上に大変でした。しかし、団員の皆さんが丁寧に指導してくださったおかげで、消防活動にも少しずつ慣れることができました。

そして6月21日に開催された富山市消防操法大会に出場しました。私たちのチームは新人が半数を占めていたこともあり、21チーム中12位という結果でしたが、来年はさらに上位を目指して、団員全員で努力していきたいと思っています。

外国人初の消防団員として

今回、私は富山市の消防団に入団した初めての外国人ということで、北日本新聞や北日本放送(KNB)、富山テレビ(BBT)など、多くのメディアから取材を受けました。このような貴重な機会をいただき、大変光栄に思っています。

報道によると、富山県の消防団員はこの10年間で1,300人以上減少し、平均年齢も上がっています。そのため、県では若者や外国人の入団を積極的に呼びかけています。

アプト・シンコーには地域を支える仲間がいます

アプト・シンコーには、地域の消防団で活動している社員がいます。

婦中方面団の岩瀧さん(設計部)、八尾方面団の宮川さん(シロアリ防除部門)、氷見市消防団の坂口さん(地盤改良部門)、射水市消防団の石黒さん(生産部)、そして私が富山市山室分団で活動しています。それぞれが仕事と両立しながら、地域の安全・安心を支えています。

岩瀧さん

左が宮川さん、右が坂口さん

住まいづくりは、お客様の暮らしを守る仕事です。そして消防団の活動は、地域の皆さんの命や財産を守る活動です。形は違っても、「人の安心を支える」という点では共通していると感じています。

アプト・シンコーは、住まいづくりを通して価値ある暮らしを提供するだけでなく、地域社会とのつながりも大切にしています。社員一人ひとりが地域活動やボランティアに積極的に参加し、それぞれの立場で地域に貢献しています。

地域の未来のために

私自身も、この経験を通して、外国人だからではなく地域の一員として役に立てることの喜びを実感しました。この経験が、日本で暮らす若い外国人の皆さんにとって、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。

これからも日本人と外国人が互いに支え合いながら地域活動の輪を広げ、誰もが安心して暮らせる富山の未来に貢献していきたいと思います。

設計部 フエン・フー・クイ