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アジアから北陸の大学へ留学している学生の採用活動

アジアから北陸の大学へ留学している学生の採用活動

2025.01.16

  • アプト通信

新春とは申しましても、耐えがたい寒さがつづく昨今でございますが、いかがお過ごしでしょうか。冷雨の折、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
アプト・シンコー管理部の塩井と申します。

 

今回は弊社の採用活動についてご紹介させていただきます。
昨年末12/4ですが、弊社は「留学生キャリア形成・地域定着促進プロジェクト、留学生北陸3県ジョブフェア」というイベントに参加してきました。このイベントは金沢大学さんが先導し、LinkKAGAYAKIという団体を立ち上げこの活動を推進されており、国も絡んでいるイベントとなっております。

このイベントを簡単に説明すると、
・優秀な留学生が北陸の大学に来ている。
・学校を卒業してその人材が、また海外に流れたらもったいない。
・出来れば日本に残ってその優秀な力を発揮してほしい。
・さらに言うなら、できれば北陸3県に残ってほしい。
というものです。

事実、留学生は日本で学んだあと、日本で就職する気持ちもあるようです。
しかし日本企業の面接を受けても、世界の公用語と言っても差し支えない英語が日本人はほとんど使えず、日本語能力がネックになり面接に落ちたり、歴史的な円安でそこまで日本にしがみつくメリットも無いことから、海外に活躍の場を考える人が多いとのこと。そのような状況を少しでも打開したいというのが、LinkKAGAYAKIさんのプロジェクトです。

 

イベントは午前の部と午後の部に分けて行われました。

・午前の部 留学生と企業をつなぐマッチング事例報告
北陸の企業で留学生採用やインターンシップ受入れを積極的に行っている4社からマッチング事例の報告。

・午後の部 留学生北陸3県ジョブフェア
留学生の採用に積極的な企業が33社出展、金沢大学、富山大学、北陸大学、福井大学などから留学生が100名以上参加。大学、大学院卒業後の就職先候補として学生が複数の企業を回る。

 

まず午前のマッチング事例報告ですが、僭越ながら弊社も登壇させて頂くこととなりました。
弊社は実際従業員の30%が外国人社員という構成で、外国人採用という面では高い実績がありLinkKAGAYAKIさんから声がかかりました。

 

弊社より猪爪と、2022年の同イベントをきっかけに弊社に入社した金沢大学 大学院卒業の二テンヨが登壇しました。

 

パワーポイント資料を使いながら、アプト・シンコーがどのように外国人社員と向き合っているのか実例を紹介させて頂きました。
以下は、そのパワーポイント資料の一部です。

 

午後の部では、弊社のブースにも多くの留学生が来てくれ、会社説明をさせて頂きました。

猪爪も、二テンヨも、同じく留学生から採用したアンも英語対応ができるため、弊社のブースに来てくれた学生もストレスが無かったと思います。

この中の1名が1/14に弊社の入社面接に来てくれ、採用することが決定しました。

 

 

アプト・シンコーがなぜこのように外国人社員の採用に踏み切るかと言うと、日本人の働き手が少なくなってきているからです・・・
というのは強がりで、実際のところ弊社のようにネームバリューが決して高くない会社に優秀な日本人は中々来てくれないからです。

しかし外国人であれば、高い偏差値の学生も会社が受け入れ体制を整えれば来てくれます。偏差値というのはやはり重要な要素で、彼らはすごいスピードで業務を身に付けていきます。考え方も独自の論理的な視点を持っているので、日本人社員では考えないようなアイデアを出し、会社に良いスパイスを与えてくれることもあります。

それでも言葉の壁があることから、留学生など外国人社員の採用に躊躇される方もおられることかと思います。弊社も英語を話せる社員が多くいるわけでは無いので、入社当初はコミュニケーションの問題が起こることも確かにありますが、彼らは日本の会社に入れば自ずと毎日日本語で話さなければならない環境ができ、入社から1年も経てば大抵ペラペラに日本語を喋れるようになっています。

本年1月からは、彼ら外国人社員の為の「日本語スクール」も開始しました。同時に彼らにばかり日本語を強いるのではなく、日本人社員も簡単な英語を話せるようになれるよう、近く「英語スクール」も開始予定です。これが相互にフェアな関係だと思うからです。

 

先ほど、強がりとは言いましたが、日本の人口が減少してきており、海外からの労働力に頼らざるを得ない状況も、現実となりつつあります。
弊社は「日本人社員の採用が難しいから」という動機から始めたことではありますが、このままグローバル化を推し進めていきたいと思っております。

 

そして本年おかげさまで創業85周年を迎えることが出来ましたが、このまま創業100周年まで様々な国籍の社員で繋いでいきたいと思っております。

最後までご高覧頂き、ありがとうございました。

管理部  塩井 隆行